「怖いけどやる」って決めた日のこと

「独立しよう」
そう決めた日は、どこか現実感がなくて、でもずっと心のどこかにあった“何か”が動き出す音がした。

僕にとって“独立”はずっと憧れだった。でも同時に「失敗したらどうしよう」とか、「本当に食っていけるのか」とか、現実的な不安が次々に押し寄せてくる。
頭では「今のままでも安全だし、別に悪くはない」って思っていたけど、心はどうしても、そっちを選べなかった。


「わくわくする方を選ぶ」

あるとき、自分に問いかけてみた。
「こっちとこっち、どっちの未来の自分がわくわくしてるか?」

そのとき思い出したのは、学生時代、全国を目指してバスケに夢中になっていた自分だった。
毎日しんどい練習も、結果が出ない試合も、それでも仲間と「もう一回やろう」と思えたあの頃。
挑戦って、本当は苦しくて不安定なものだけど、それがあったからこそ、人生に“色”があった。


「不安があるのは、健全だ」

怖いけど、だからこそちゃんと向き合える。
不安があるから準備するし、考えるし、人に頼れる。
「不安がある=まだ早い」じゃなくて、「不安がある=ちゃんと自分の人生を考えてる」ってことなんだと思う。

独立を決めた日は、そんな“怖さ”と“わくわく”が共存していた。
でもその日から、自分の人生を“自分で選んでる”という実感が、自分を少しずつ肯定してくれるようになった。


「挑戦には、不安がつきものだ」

でも、だからこそ面白い。
挑戦とは、今の自分を少しだけ超えていくこと。
それができたとき、人はもっと自由になれるし、もっと本音で生きられる。

これを読んでいるあなたにも、そんな挑戦があるなら――
「怖いけどやってみよう」と言える、その一歩を踏み出してみてほしい。
その一歩の先には、きっと“あなただけの物語”が待っているから。


自分らしく、生きていく。

これはただの独立の話じゃない。
僕にとっては、“自分の人生を生きる”という選択だった。
バスケに夢中だったあの頃のように、もう一度、自分の挑戦に夢中になれるように。
そんな背中を見て、「自分も動いてみようかな」と思ってくれる人が一人でも増えたら、それが僕の挑戦の意味になる。


怖いけどやる、と決めた日のこと

「独立します」
そう心に決めたあの日は、特別な出来事があったわけではありません。
ただ、ずっと心のどこかにあった“違和感”を無視できなくなった日でした。

私は学生時代、全国大会や東海大会を目指し、ずっとバスケットボールに打ち込んできました。
しかし、何度も繰り返した前十字靭帯の大怪我で、バスケでのキャリアの道を諦めざるを得ませんでした。
全治2年。自分の軸にしていたものを失ったとき、心にはぽっかりと穴が空いたような感覚がありました。

けれどその後、人に「必要とされた瞬間」や、「挑戦している人」との出会いが、私を少しずつ再び動かしてくれました。


「わくわくする方を選ぶ」こと

社会人になってからは、ITベンチャーでBtoBマーケティングやインサイドセールスに取り組みながら、兼業でデザインや映像制作などのクリエイティブにも携わっていました。

やりがいはある。でも、心のどこかで“もっと自分らしく挑戦したい”という思いが消えませんでした。
そんなとき、自分に問いかけたんです。

「今のままか、それとも独立するか。どっちの未来が、よりわくわくするか?」

もちろん、不安はありました。
失敗したらどうしよう。収入が不安定になったらどうしよう。
でも、不安があるからこそ、それは“本気の挑戦”なのだと気づきました。


「不安があるのは、健全なこと」

怖いという感情は、何かを変えようとしている証拠です。
怖さの正体に目を向けて、それでもなお「やる」と決めること。
それが、挑戦の一歩なのだと思います。

私はその日から、「自分の人生を、自分で選択している」という感覚を持てるようになりました。
それは、自己肯定感を支える大きな感情でした。


誰かの挑戦が、また誰かの挑戦を引き出す

独立を決めたのは、ただ“自由になりたい”からではありません。
かつてバスケに夢中だった私がそうだったように、
今の社会にも「もう一度、自分の挑戦に火を灯したい」と思っている人がたくさんいると思ったからです。

私は、そういった人たちの“再起動”のきっかけをつくる場を、バスケという大好きなフィールドを通して生み出していきたいと思っています。
誰かの挑戦を応援すること。
そしてその挑戦が、また次の誰かの挑戦を生むような循環をつくること。
それが、これから私が歩む道の先にある景色です。


怖いけど、やってみる

過去の自分い向けて

「挑戦したいけど怖い」「今のままでいいのか迷っている」と感じている。
不安があるということは、それだけ本気で向き合っている証拠です。

そして、わくわくする方を選ぶこと。
その一歩は、きっとあなた自身を肯定できる時間になります。
私も、そんな一歩を踏み出したばかりです。

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