先日、経営者の先輩に誘っていただき、港区三田にある日本料理店「晴山ハナレ」を訪れました。完全予約制の8席だけのカウンターで、落ち着いた空間が広がっていました。都会の喧騒から少し離れた静かなエリアにあり、お店に入った瞬間から、普段の時間の流れとは少し違う、ゆっくりとした空気を感じました。
店内は木の温もりを感じる静かな空間で、控えめながらも洗練された雰囲気が印象的でした。女性大将の所作や話し方は自然体で、丁寧でありながらも気取りがなく、とても心地よく感じました。料理はもちろん、器や照明、店内の空気まで、細やかな気配りが行き届いているように思いました。
中でも特に印象に残ったのは、うなぎの白焼きです。外はパリッと香ばしく焼き上がっていて、中はふわっと柔らかい。そのシンプルさの中に、素材の良さと技術の高さがしっかりと表れていました。余計な味付けをせず、素材そのもので勝負している潔さがあって、逆に強い印象が残りました。

料理や空間を通して、「丁寧に扱われる」という感覚を久しぶりに味わいました。その経験が、自分も人と接するときにどうありたいかを考えるきっかけになりました。仕事でもプライベートでも、「また会いたい」と思ってもらえるような存在であるために、自分自身も一つひとつの行動を丁寧にしていきたいと感じました。

このような良い時間を過ごしたいと思う人と、良い場所で、良い話ができるように。そんな時間をこれからも大事にしていきたいと思います。

