新宿三丁目に佇む「新宿割烹 中嶋」は、夜は一食2万円近くする本格割烹を提供する名店。素材選びから盛り付けに至るまで、妥協を許さない職人の技が光ります。そんな格式高い店の味を、ランチタイムには驚くほど手軽な価格で楽しめるとあって、平日でも開店30分前から行列ができる人気ぶりです。
今回注文したのは、看板メニューである「柳川鍋定食」(1,320円)。天然いわしを丁寧に下処理し、出汁と割下で煮込んだあと、ふわりと卵でとじる。ひと口目から、いわしの旨味と香ばしさ、割下の甘辛さが口いっぱいに広がり、すぐにご飯が欲しくなります。付け合わせの小鉢や味噌汁、お漬物も手が抜かれておらず、全体として上品かつ満足感の高い構成です。
なお、ランチは予約ができません。そのため、確実に入りたいなら開店の30分前にはお店に到着しておくのがおすすめです。実際に訪れた日も、開店時にはすでに席が埋まるほどの盛況ぶりでした。
店内は白木のカウンターと落ち着いた照明が印象的で、初めて訪れる方でも不思議と居心地が良い空気感があります。料理の美味しさだけでなく、この空間が持つ品の良さも含めて「贅沢な時間」を過ごせるのが魅力です。
新宿で本格割烹の味をリーズナブルに体験できるこのランチは、日常の中に小さなご褒美を取り入れたい方にぴったり。忙しい日々の合間に、少し背筋が伸びるような時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

