夢中に生きるって、こういうことだった。

夢中で生きるって、何だろう?

誰かにこう聞かれて、すぐに答えられる人は多くないかもしれません。
でも、私にとってはこの問いがずっと心の中にありました。
なぜなら、夢中になっているときこそが「自分が本当に生きている」と感じられる瞬間だからです。

ただその一方で、気づけば「夢中になること」にどこかブレーキをかけていた自分もいました。
怒られないように、損しないように、浮かないように。
“いい子”として生きることで、自分を守っていました。

バスケの怪我で、人生が止まった

私はずっと、バスケットボールに夢中でした。
全国大会にも出場し、プロを目指して練習していました。
ところが大学の練習中、着地に失敗して大怪我を負いました。
前十字靭帯、内側側副靱帯、半月板──複数の大きな損傷を抱え、復帰後わずか1日で再び同じ靱帯を損傷。

ここで、バスケ人生に終止符を打つことを決めました。

目標も、自信も、アイデンティティも一気に失った。
「自分にはもう価値がない」と感じるほどの喪失感と無力感。
そこからしばらく、何に対してもエネルギーが湧かなくなりました。

“夢中になっていい”という許可

そんな僕が少しずつ立ち直れたのは、人に必要とされた瞬間でした。
自分の言葉や行動が、誰かの力になったとき。
そして、挑戦している人たちと出会い、「自分もまた火を灯したい」と思えたこと。
それが、次の一歩を踏み出すきっかけになりました。

「どうすれば自分もワクワクして生きられるんだろう?」
そう問い続けて見つけた答えは、
“挑戦しているとき、僕は一番夢中になれる”という自分の真実でした。

今、人生の可能性に挑んでいる

今の私は、ITベンチャーで営業・マーケティング・新規事業に取り組みながら、個人でもデザインや映像制作を手掛けています。
そして、2025年7月からは独立し、自分自身のテーマである「夢中で生きる」活動を本格化させていきます。

私の中にはずっと、こんな願いがあります。

  • 夢中で挑戦できる人を増やしたい
  • ワクワクしている大人を増やしたい
  • 本音で生きる人が、もっと評価される社会をつくりたい

そして、自分がその起点となって、影響の輪を広げていきたい。
これは、過去に「何もできない」と感じた自分だからこそ持てた想いだと思っています。

過去の自分に伝えたいこと

「夢中になることに、許可を出していい。」

どんなに小さくても構いません。
何かに心が動いた瞬間を、大事にしてほしい。
誰かと話してみたり、ちょっとだけいつもと違う選択をしてみたり。
それだけで、人生は少しずつ変わりはじめます。

目次