「自分らしく生きる」とは何か。そう問われたとき、僕が思い浮かべるのは、嘘偽りなく、自分や自分の大切な人に対して真っ直ぐでいられる時間のことです。もっと言えば、自分のありたい姿を実現できている状態。誰かの期待ではなく、自分の価値観で人生の舵を取っている感覚です。
過去を振り返ると、「自分らしくいられた」と強く感じた瞬間がいくつもあります。
たとえば、中学生の頃。地元を離れて県外の高校に進学したとき。バスケ部5期目という新しいチームに飛び込み、自分で環境を選び取ったあの時、自分の意志で人生を動かしたという実感がありました。
また、大学時代に選手を辞めるという決断をした時もそうです。長くバスケに打ち込んできた中で、大きな怪我を経て、「プレーヤーではない形でチームに関わる」という新しい挑戦に踏み出しました。広報やコーチという立場で、仲間や後輩のためにできることを考え抜き、実行する日々。それはまさに、自分が選んだ今できるベストを体現していた時間でした。
そして、同じ志を持った仲間と真剣に語り合っているときや、独立を決断したあの瞬間にも、自分らしく生きているという確かな実感がありました。誰かの指示を待つのではなく、自らの足で未来を切り拓く感覚。そこにワクワクと責任が同居していました。
自分らしさを見失っていた経験から、自分らしくありたいと思いました。
人にどう思われるかを気にして、八方美人で振る舞っていた時。自分に自信が持てず、手を挙げられなかった場面。あるいは、自分の人生ではなく誰かの会社の人生をただ消化しているように感じた時間。
そうした経験の中で、「やっぱり自分らしく生きたい」と心から思うようになりました。
今、僕が大事にしているのは、自分の人生を、自分で選ぶということ。たとえ不安や葛藤があっても、自分で決めた選択なら前を向けるし、納得して進んでいける。
自分らしく生きることは、誰かを否定することではなく、自分を大切にすることだと思います。そしてその生き方は、きっと誰かを照らす光にもなれるはず。そう信じて自分の決めた道を進んでいきます。

